メルマガ(2016年1月第4週)

キネマ旬報シアター・スタッフたちによる「つぶやき」

 暖冬だとばかり思ってついつい油断していたところに、本格的な寒さが襲ってきました。冬将軍の到来。いやはや暦のどおりの「大寒」です。インフルエンザも流行しはじめたとのこと。皆さん、くれぐれも体調にはご注意くださいね。

 さて、今回はこの季節にぴったりのハートフルな映画を紹介します。スクリーン①にて、『ハッピーエンドの選び方』(123日~212日)を上映いたします。

 こちらは、シャロン・マイモン&タル・グラニットの二人で監督をした作品で、まだあまり日本では馴染みのないイスラエル映画なんですが、ご安心あれ。この映画は、黒澤監督『七人の侍』や滝田監督の『おくりびと』から影響を受けているというように、その内容も遠いよその国のお話、ではなく「あ、日本でも同じだよな…」と身近に感じる、じんわりと心に響く映画です。ちょこっとだけあらすじをご紹介。

 エルサレムの老人ホームに暮らす主人公ヨヘスケルは、日々発明品を作りホームの仲間に笑顔をもたらしていた。そんなとき、ヨヘスケルは延命治療に苦しむ親友から、安楽死できる発明を頼まれて…。

 自分の最期を自分で選ぶ発明の裏には、どんな物語が繰り広げられていくのか、が見どころです。それぞれが自分らしく生きる、というのと同時に、自分らしく死ぬ、とはどういうことなのかという、重いテーマながらコメディータッチで描いている作品です。

 また、スクリーン②では、『ラブ&マーシー』(123日~25日)の上映いたします。「サーフィン・USA」など、数々の名曲を生み出した伝説のロッカー「ザ・ビーチ・ボーイズ」のブライアン・ウィルソンの半生を映画化した本作品。名曲とその背後にある心の苦しみを巧みに描いた作品です。「ビーチ・ボーイズ」を知らない世代の皆さんにも楽曲の豊かさと感動を味わってもらえる映画になっています。どうぞお楽しみください。

 

映画と皆さんの「縁結び」が、フロアスタッフの何よりも喜びです。皆さんが映画を見終えた後、この場面がよかったなどの感想や、上映希望作品などありましたら、お声をかけてください。劇場で皆様とお目にかかるのを楽しみにしています。フロアスタッフ 出町光識