映画ソムリエ

 デートコースのひとつに、「映画館」を利用される方も多いようです。

親密になるまでには日が浅く、初デートをしているのだろうカップル。長年一緒に過ごされた仲の良いご夫妻までスタイルも千差万別。どのお客さまも映画を観賞後には、きっと2人の会話が弾むのでしょう。スクリーンで観た映画の喜びと感動を、大切な人とまずは分かち合いたい。2時間ほどの観賞という無言状態から解放感から、なおさら盛り上がるのかもしれませんね。

 さて、私が働いている映画館では、スクリーンが3つもある新作から旧作までを上映するちょっと変わった名画座。各スクリーンごとに、常時2〜3本の上映編成が組まれています。つまりは多いときで、1日に9本の映画が選べる名画座シネコンなのです。これは贅沢三昧な名画座なのではないでしょうか。そこでお客さまが映画選択に迷われてしまうのも仕方がないことです。

 また、大切な人との大切な時間であるデート…。どんな作品を選ぶか、デートに失敗は許されませんものね。お気持ちはよく分かります。

 そのような方々をお見かけしたときには、こちらからデートの主導権を握られてらっしゃる方へ、お声がけをいたします。カップルのご様子とお好みをお聞きして、あまり時間を待たずに観れるような映画を選択してお薦め。これは食事のときにワインをソムリエに選択してもらうのと同じようなもの。お客さまと新鮮なヌーボーな映画、または年代物なら、その産地と時代性と完成度の芳醇な映画をお薦めします。


今ならこの2本。