メルマガ(2016年5月第2週)

キネマ旬報シアター・スタッフたちによる「つぶやき」

今年のGWは初日から晴天に恵まれたね。みなさん行楽にお出かけされましたか。なかには、当劇場に来られた方も多いのではないでしょうか。おかげさまで連休二日目の土曜日には劇場始まって以来の観客動員数を更新。足を運んでくださった皆さまには心から感謝いたします。

さて、ある春雨の日、フロアマネージャー(え)さんが、水玉のレインブーツを履いていました。とてもお似合いで『カワイイな』って。小さい頃、雨が降ると黄色い長靴をはいていたのに、なんで男は、いやオッサンは大人になってカラフルな長靴を履けないのだろう。羨ましいしいなぁって。

男の人が、可愛いものや、カラフルなものを好きだっていうと、ちょっと変人扱いされてしまいます。本当にそうなのでしょうか。華やかでカラフルって身につけると、子どもの時の幸せな記憶が蘇ったりして元気になれる気がするんですよ。皆さんはどうですか?

 


今回お薦めする映画は、監督自らがゲイであることを公表した方たちの作品をご紹介。ひと作品は、5/76/3までスクリーン①にて上映いたします、『さざなみ』。監督はアンドリュー・ヘイ。お話は45周年記念パーティを目前にした夫婦ジェフとケイト。1通の手紙が届いたことによって、ジェフは秘密の過去を妻ケイトに語り始める…。

もうひと作品は、5/713までスクリーン③にて『ぐるりのこと。』。監督は橋口亮輔監督。お話は90年代の日本社会の世相と、ある出来事で傷ついた妻翔子と一見頼りがいのない夫カナオの10年間の夫婦の絆を描く…。(スクリーン②では橋口監督の『恋人たち』も5/13まで上映中)

どちらも繊細な描写が細部にまで行き届いた作品。男同志とか男と女とか関係なく、他人から偏見的な差別を持たれることや、孤独を知っていらっしゃる監督なのかも知れません。だからこそ、お二人のような映画が豊かな表情を持たれているのではないでしょうか。ぜひ、ご覧くださいね。

 

さて、通常より業務の忙しい連休の最中にこれ執筆しておりますが、毎度のことなのですが失敗の多いボク。あだ名付け名人、カワイイ先輩(や)さんからは、「ミス・デマチ」と呼ばれています。ボクの「女心」も見抜いているのでしょう…かね。フロアスタッフ 出町光識